【(ウェビナー要約)5分で読める!】 警備業界の人材課題解決へ:ガイダブルとstrayaが共催セミナー開催
ガイダブル株式会社と株式会社strayaは、「警備業界の人材問題解決」をテーマに共催セミナーを実施しました。(2025年5月14日実施済)

【セミナー概要】
本セミナーでは、警備業界の深刻な人材問題に対し、新規採用の拡大と既存社員の定着率向上という2つの側面から解決策を提示しました。
警備業界の採用と定着における課題
日本全体の労働人口不足により、警備業界は極めて高い有効求人倍率に直面しています。全体で約7倍、特に2号警備では東京で99.9倍となり、「100社で1人の警備員を取り合っている」状況です。
賃上げだけでは採用難は解決しない企業が6割程度に上り、賃上げでは根本的な有効求人倍率の改善に至らない状況となっています。
新規採用の困難さに加え、2号警備では「8割が1年以内に離職する」という深刻な定着率の低さが問題となっており、
年間採用数に対する純増数はわずか1割程度に留まるか、減少している企業も存在している状況です。
早期離職の主な原因は、「配置のミスマッチ」が45%で最多でした。その他に人間関係が挙げられ、直行直帰が多いため従業員の不満が見えにくく、「退職を決意する前に会社に相談するケースはわずか20%」という状況が業界の人材不足を助長していると考えられます。
結論、警備業界は、「採れない・育たない・続かない」という厳しい環境に置かれております。
ガイダブルの新規採用戦略:在留外国人の活用
ガイダブルは、有効求人倍率を改善するため、求職者全体の母数を増やすことが重要とし、在留外国人の採用を特徴としています。
特に、就労制限のない「身分系ビザ」(永住者、定住者、配偶者ビザ)を持つ在留外国人は、日本人と同等に働くことができ、日本語レベルも高く、採用工数も変わりません。彼らは20代〜40代の若年層が多く、現場での活躍に期待ができます。
在留外国人労働者数は過去最多の230万人を突破しており、彼らの採用は採用単価の抑制に寄与します。
なお、ガイダブルは、30万人の登録者を抱える在留外国人特化型求人媒体( https://guidablejobs.jp/ )を運営し、SNSも活用して地方でも着実に採用の成果を出しています。
初めて外国人を採用する企業でもスムーズに導入できるよう、専任担当が面接代行までサポートし、身分系ビザの永住者は1号から4号警備まで活躍できます。
strayaの定着率向上戦略:AIを活用したミスマッチ解消
strayaは、警備員の定着率に焦点を当て、賃上げ以外の解決策として配置のミスマッチとコミュニケーション問題の解決を目指しています。
業界初の離職率低下に特化したAI搭載の管制システムを開発、警備員の稼働データをAIが学習し、離職に繋がらない最適な人員配置を「くもかん」で実現しています。
また、過去の離職者の行動パターンから早期に離職予兆を検知し、定着率向上にも寄与できるツールとなっております。
警備員1人の離職を防ぐことは、新規採用1人分のコストにほぼ匹敵し、売上向上に直結します。この新しいプロダクトは、この半年で60~70社に導入されています。
ご興味のある方はお問い合わせよりご連絡ください。
本セミナーは、警備業界の慢性的な人材課題に対し、「採用の入り口拡大」と「定着の出口改善」という両面からのアプローチが不可欠であることを示し、具体的な解決策を提案させていただきました。
くもかんについて
「くもかん」は、警備業界に特化したAI×クラウド管制システムです。
管制の最重要業務である「現場に穴を空けない配置と運用」を、テクノロジーの力で最適化します。
AIによる配置最適化とクラウド運用に加え、受注・シフト・配置・上下番・警備報告書・実績・警備請求・給与といった一連の業務を一元的に管理。
属人的な電話対応や紙管理から脱却し、少人数でも安定した現場運用と高い稼働率を両立します。
資格・移動距離・人間関係・過去の稼働実績・満足度などを考慮し、AIが最適な人員配置を自動で提案。
管制担当の勘や属人的な判断に頼らず、警備員のミスマッチや不満を減らして離職を抑制し、現場の安定稼働と人材定着を両立します。
管制担当が現場に出ていても、スマホから上下番の確認・勤務指示・配置変更が可能。
クラウドベースのシステムにより、事務所・現場・移動中を問わずリアルタイムで全体を把握・操作でき、突発対応にも強い運用を実現します。
シフト作成、AIによる配置、当日の上下番管理、実績確認までをシームレスに連携。
目的は、管制担当が過剰な電話や紙対応に追われることなく、日々の運用を“楽に“回しながら現場に穴を空けない状態を安定的に維持することです。
少人数でも止まらない運用体制を構築します。