配置時間3分の1に短縮。くもかんで描く“信頼される警備会社”への第一歩
今回は、兵庫県を拠点に警備業をはじめ多岐に渡り事業展開されているシティネット・トラスト株式会社にお話しを伺いました。効率化を目指し半年以上システムを探していらっしゃった宮本様へ、決め手や効果についてお話をお聞きします。
宮本様について
まず、貴社について教えてください。
1994年創業で、不動産事業が祖業となります。
直近数年で多角的な事業展開を目指すことになり警備事業に注目しました。
具体的な数字は控えますが、当社内で設定した売上目標に届く見込みが立ったので事業を立ち上げることになりました。
宮本様のバックグランドもお聞かせいただけますか?
実は警備事業に携わるのは現職が初めてです。
以前は全く別の会社で働いていましたが、縁あって警備事業を立ち上げるタイミングで当社に入社することになりました。経験は約1年となります。
くもかん導入前の課題について
くもかん導入前にはどんな課題がありましたか?
配置をスプレッドシートで管理していたが、案件が増えてくる中で限界を感じていました。
具体的には人的ミス、特にお金に関するミスが発生してしまったことがあり、「なんとかしなければいけない」という気持ちでした。
その課題による損失はどのようなものがありましたか?
時間の損失が大きかったです。
配置にかかる時間が45分から1時間程度掛かり、ミスが発生した場合はそれを補う時間も発生する。ただでさえ忙しいことも多く、現場での警備員とのコミュニケーションも取りたかったので頭を悩ませていました。
何か対策が行われていましたか?
スプレッドシートのアップデートは行っていたが、根本的な解決には至らなかったです。
それもあって、半年以上システムを探し続けていました。
この課題を解決しなければ次に進めないと思っていたので、目的に合致するシステムを時間をかけて探したのです。
くもかん導入について
くもかんを初めて知ったきっかけは何でしたか?
先ほどの通り、ずっとシステムを探していたのでwebで検索して見つけました。
出てくる会社は一通り聞いてみようと思っていたので、そこから問い合わせを行いました。
複数の会社様のお話しを聞いた上で「くもかん」を選んだ決め手は何でしたか?
ぱっと見の印象でしょうか。「使いやすそう!」だと思ったんですよね。
どれだけ高機能でも使えなければ意味がないので。画面を見てどう使うかイメージを持てたことが大きかったです。

くもかんを使ってみて
システムは導入初期で躓くとなかなか立て直しが難しいと思います。
また、警備会社の内勤の方々は多忙を極められており、新しいことへの取り組み優先順位が落ちてしまいがちだと考えております。
そんな中、貴社では初期段階からスムーズに運用へ乗せていただきましたが、工夫されたことや当時のご苦労を教えてください。
まず、会社としてこの取り組みを行うことを周知しました。
その際はスケジュールを決めて、警備員たちも「いつまでにやらなければいけないんだ」と認識してもらうことが重要だと考えたんです。
また、高齢の方が多くいざやりたいと思っても方法が分からないケースも多かったため、自分で警備員向けのマニュアルを作成しました。それを見れば誰でもわかるような状態にし、なるべく自発的に利用してもらえる環境を整えました。
苦労は警備員からの問い合わせも自分が現場を回って1件ずつ対応したことですかね。
言いづらいですが、当時は何度か不具合もあったので。。笑
strayaさんにも何度もお問い合わせさせてもらいました。
そのような中でもご利用を続けて頂けたことが本当にありがたいです。
当時はご迷惑をおかけして申し訳ありません!そういった中で、ご利用される皆様の反応はいかがでしたか?
良い声の方が多いですね!理由は2つです。
1つは、元々当社の取り決めで「別の勤怠システム」と「LINE」を併用した上下番を行っていました。
打刻はシステムで行いながらリアルタイムの報告をLINEで行うイメージですね。これは私も警備員も大変でしたが、くもかんでどちらも叶えられるようになったので現在は一本化しております。
2つ目は、現場地図がアプリから簡単に確認できるようになった点です。
毎日警備員に住所を送るのも大変でしたし、警備員も自分で地図アプリを開いて調べるのが手間でした。これが無くなったことは大きいと思います。
お役に立て、何よりでございます。結果として、当初想定されていた課題はどの程度解決されましたか?
まず、配置の時間が30分程度、具体的には15分以内に収まるようになりました。
もちろんデータの管理も一元的に行えるのでミスも減っています。ここは非常にありがたいですね。
管制業務のコツ
少し違う角度のお話もお聞かせください。
貴社では警備員を大切にする考え方の元、巡察を始めコミュニケーションにこだわっていらっしゃる印象です。改めてお考えの背景や日々意識されていることをお聞かせください。
売上目標を達成するには警備員の力が必要不可欠です。
当社で長く働いてもらうことも重要な要素なので、意識的にたくさん現場を回るようにしていました。
巡察では仕事の話を一切しないと決めており、何かあった時にすぐ頼ってもらえるような信頼関係構築の場として活用しています。趣味だったり、雑談の話をしていますね。
巡察で話せる時間は短いですし、仮にその場で悩み相談をされても解決できないので、このやり方が良いと考えています。
そういった意識が貴社における警備事業を支えていらっしゃるのですね。そのお考えに対して、くもかんが貢献できている点はございますか?
不満がでたらすぐ連絡することを徹底したところ。警備員からも「見てくれてる」という声が上がり評判が良かったです。先ほどの通り警備員との信頼関係が大切だと考えており、素早く不満を察知してすぐコミュニケーションが図れる環境は助かっております。
今後の展望
今後、くもかんには何を期待しますか?
既に導入当初の課題は解決されたので具体的なイメージはありませんが、やはりコミュニケーション関連の何かがアップデートされたら良いと思っています。
警備員が心の中で思っていることを回収できるような機能や仕組みが提供されたらいいですね。
1年後、どんな状態になっていたら成功でしょうか。
個人的な考えも含まれていますが、警備をきっかけとした様々な事業に挑戦したいと考えています。
それこそ、警備×ITで何かやれないかと思ったりしますね。strayaさんとご一緒できたら面白そうです笑
最後に、くもかんはどんな企業におすすめですか?
どんな企業、というのはないですね!全ての警備会社で使えると思います。
特に当社のような立ち上げ期の会社ではぜひおすすめです。

本日は、シティネット・トラスト株式会社の宮本様よりお話しをお聞きしました。 くもかん利用前後の管理体制、警備員さんとのコミュニケーションなど、幅広くお話しをお聞かせいただきました。 警備業を新しくスタートされたタイミングだからこそ、従来のやり方に捉われず様々な方法を模索されているお姿も印象的です。 「うちでも使える?」「まずは話を聞いてみたい」など、少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!