高齢の警備員が多い現場でも、導入3週間で利用率70% アナログ業務から脱却し、配置とコミュニケーションを変えたエース警備の取り組み
今回は、宮城県仙台市を拠点に、交通誘導警備・イベント警備・巡回警備を中心とした警備を手掛け、約40名の警備員が在籍するエース警備株式会社様にお話を伺いました。 長年にわたり警備員の配置業務に携わり、豊富な知見をお持ちでありながら、 配置や隊員情報の管理は紙やExcelなどアナログな手法に依存しており、情報が社内に点在・煩雑化している状態だったといいます。 その結果、「誰を・どの現場に・配置したのか」後から振り返ることが難しく、判断が個人の経験に依存しがちになるなど、管制業務の負担が大きな課題となっていました。 本記事では、そうした状況を背景にくもかんを導入された経緯と、導入後に管制業務や現場との向き合い方がどのように変化したのかについて、部長の安彦様に詳しくお話しいただきます。
安彦様について
くもかん : まず、貴社について教えてください。
安彦様 : エース警備は、平成22年7月21日に父が創業しました。創業当初から現在まで、警備業一本で事業を続けています。
くもかん : 創業者がご家族ということですが、安彦様ご自身はどのようなバックグラウンドをお持ちなのでしょうか?
安彦様 : 幼い頃から父の会社の影響もあり、警備業はとても身近な存在でした。10代の頃には、父の会社を手伝いながら、実際に警備の仕事を経験したこともあります。将来的に父の後を継ぐことを考え、約8年前にエース警備へ入社しました。
くもかん導入前の課題について
くもかん : くもかん導入前にはどんな課題がありましたか?
安彦様 : 一番の課題は、警備員一人ひとりと均等にコミュニケーションを取る時間を確保できていなかったことですね。どうしても、毎回顔を合わせる警備員や、こちらに連絡をくれる警備員とのやり取りが中心になってしまい、全員と平等にコミュニケーションを取ることができていませんでした。
また、現場の詳細な住所や地図を紙に印刷して直接渡すなど、かなりアナログな方法で対応していました。
今振り返ると、無駄な工数や時間が多く発生していたと感じています。
くもかん : そうした課題によって、実際にどのような影響が出ていましたか?
安彦様 : 勤務指示を警備員一人ひとりに個別で連絡をしていたため、どうしても連絡漏れが発生することがありました。配置管理もExcelとホワイトボードで二重管理していたので、配置漏れが起きてしまい、結果として欠員が出てしまうこともありましたね。
くもかん : 何か対策は行われていましたか?
安彦様 : 一応、すべての業務について二重確認は行っていました。ただ、人手が足りないときや業務が立て込んでいるときには確認漏れが起きてしまい、正直なところ根本的な解決にはなっていなかったと思います。
くもかん導入について
くもかん : くもかんを初めて知ったきっかけは何でしたか?
安彦様 : 管制業務が煩雑になっていることや警備報告書を電子化したいと考えており、いろいろと調べている中で、Google検索でくもかんを見つけました。
くもかん : お話を聞いた上で「くもかん」を選んだ決め手は何でしたか?
安彦様 : 一番大きかったのは、警備員が実際に使えるイメージが持てたことですね。
操作もとてもシンプルで、基本的にはボタンを押すだけなので、スマホに不慣れな警備員でも問題なく使えそうだと感じました。
後は正直に代表渡辺さんの熱量も大きかったです(笑)
こちらの状況や課題を理解したうえでの提案や、「一緒に改善していこう」という姿勢や「想い」が伝わってきたので、気づいたら契約していました(笑)
くもかんを使ってみて
くもかん : 初回打ち合わせの際に安彦様から「高齢の警備員が多く活用が進むか不安」とお話をいただいたのが印象的でした。
ご高齢の警備員さんが多い中でも「初回打ち合わせから3週間で利用率70%」とスムーズにご利用頂けた経緯やコツをお聞かせください。
安彦様 : 正直なところ、最初は年齢層の高い警備員が多い中で、本当に使ってもらえるのか不安もありました。そこで、少人数の現場からではなく、警備員の人数が多い大きな現場を起点に、一気に利用を進める方針を取りました。
結果として、現場の中で警備員同士が自然と使い方を教え合ったり、「もうログインした?」と声を掛け合う雰囲気が生まれ、利用が広がっていきましたね。
くもかん : 警備員さんからはどんなお声がありましたか?
安彦様 : 正直なところ、導入当初は「使いづらそう」「今まで通りでいいのでは」といった反対の声もありました(笑)特に、スマホの操作に不安を感じる警備員からは、戸惑いの声があったのも事実です。
ただ、一度実際に使ってみると印象が大きく変わりました。
最初に反対していた警備員ほど、「思ったより簡単だった」「これなら使える」と感じてくれたようで、現在では日常的に活用しながら、改善点や意見を積極的に伝えてくれています。
くもかん : 当初想定されていた課題はどの程度解決されましたか?
安彦様 : 導入前は、勤務指示を送るだけで半日近くかかってしまうこともあり、その都度、管制の負担が大きい状況でした。
くもかんを導入してからは、勤務指示だけであれば10分程度で完了するようになり、業務効率は大きく改善しました。
また、配置換えが発生した際も、指示の変更が非常に楽になったと感じています。
さらに、警備員情報や配置データを一元管理できるようになったことで、これまで起きていた配置ミスがなくなり、導入後は配置ミスが0件という状態を維持できています。
警備員とのコミュニケーションについて
くもかん : くもかんではアプリを通じて警備員から満足度を回収し、日々の配置やコミュニケーションにご活用頂いております。
貴社でも良い事例があったと伺っておりますが、詳細をお聞かせ頂けますか?
安彦様 : くもかんで警備員の満足度を定期的に確認できるようになったことで、満足度が低い警備員に対して、すぐにコミュニケーションを取れるようになった点が大きな変化でした。
これまでは、特に問題が表に出てこない限り、こちらから声を掛けるきっかけがなく、不満を抱えていても気づけないまま時間が過ぎてしまうことが多かったです。
実際に、満足度が低い警備員に対してヒアリングを行ったところ、これまで直接は聞けていなかった本音や不満を聞くことができました。
その内容を踏まえて配置や声かけを調整することで、もしそのまま気づかずにいたら離職につながっていたかもしれないケースを防げたと感じています。
単なるデータではなく、警備員と向き合うための「コミュニケーションのきっかけ」になっている点は、非常に大きな価値だと感じています。
今後の展望
くもかん : 今後、くもかんには何を期待しますか?
安彦様 : 今後は、売上をくもかん上で確認できるようになることを期待しています。
売上や全体の見込みを把握できるようになれば、先を見据えた案件調整や配置判断がしやすくなると感じています。
くもかん上で一元的に確認できるようになれば、より実務に直結した判断ができるようになると思います。
くもかん : ありがとうございます。
私たちとしても、警備員の離職を抑えながら、警備会社様の売上が安定・成長していくことを大切に考えていますので、その点についても今後検討を進めていきたいと考えています。
安彦様の中で、1年後にどのような状態になっていたら「成功」だと感じますか?
安彦様 : 配置状況や警備員の状態だけでなく、案件の進捗や数字面まで含めて、日々の判断に必要な情報がすべて集約されている。
そういった“業務の起点”としてくもかんを使えている状態が理想です。
くもかん : 最後に、くもかんはどんな企業におすすめですか?
安彦様 : 人数が少ない企業こそ、早いタイミングから利用すべきだと思います。警備報告書の回収に時間がかかっていたり、経理業務や集計作業に手間を取られている企業では、導入効果を特に実感しやすいと感じています。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。 エース警備様は業務効率化だけでなく、警備員一人ひとりとのコミュニケーションや定着にも向き合われている姿勢が印象的でした。 今後もくもかんが、貴社の業務改善や組織づくりの一助となれるよう、引き続きご支援させていただきます。