警備DXの新常識!くもかんで配置最適化&コミュニケーション強化

今回は、静岡県浜松市を拠点に、主に交通誘導警備やイベント警備を手掛け、約50名の警備員が在籍するシーマエージェンシー様にお話を伺いました。長年にわたり培ってきた警備員の配置に関する豊富な知見をお持ちでありながら、くもかんを導入された背景やその効果について、管制を担当するフィン様に詳しくお話しいただきます。
目次
会社のコミュニケーションを増やしたい!
〜警備員と向き合う企業が「くもかん」を導入する理由〜
何を考えていてDXに興味があったか?
straya 渡辺: 警備業を20年以上運営されてきた中で、今回くもかんを導入いただくご決 断をいただきました。
くもかん導入にあたり、解決されたかった課題や、狙いはどのような点でしたか。
フィン:純粋に警備員とのコミュニケーションにもっと時間を割きたかった、というところが大きいですね。
社内にいるだけではなく警備先を回って警備員さんの状況を自分の目で見て確かめたかったんですけど、管制業務でかなり時間を取られてしまっていて自分の時間が無かった。そこが大きな課題でしたね。
straya 渡辺: なるほど。管制業務は多岐に渡ると思いますが、具体的にどのような業務に時間を取られていましたか
フィン: やっぱり配置ですね。
straya 渡辺: それは、警備員さんのチーム分け・ペア決めや、どの現場にするかを決める業務ということですか。
フィン: そうですね。警備業は人がいてこそ成り立つので、みんなに快適に働いて欲しい。
ですが、警備員さん一人一人に気を使うと、なかなか組めなかったり、時間がかかってしまったりするんです。
くもかんとの出会い
straya 渡辺: 最初、管制業務の効率化システム「くもかん」の話をきいてどう感じましたか。
フィン: 以前から、弊社の代表も管理システムを導入しようといろいろ検討していたことはありましたが、結局導入までには至りませんでした。
それでstraya(くもかん)さんから電話いただいたときに、悩んでいる管制業務の効率化ができそうで、「あっこれだ!」と思い、まずお話を聞いてみようていう感じでしたね。
straya 渡辺: 「くもかん」をご提案させていただいたときの印象はいかがでしたか。
フィン: 管理システムに対して具体的なイメージがあまり無かったのですが、「あ、欲しいものが来たな」と感じました。
特に、配置をもっとスムーズにできないかなとずっと思ってたので、お話を聞いてくもかんなら実現できそうだと感じました。
くもかんを選んだ理由
straya 渡辺: ご提案時から期待感を持っていただけていたとのこと、非常に嬉しいです!
それは具体的に管理画面の操作性がよさそうだった、などの理由でしょうか。
フィン: 「アプリ」で警備員さんの上下番を管理をしたかったんです。
それと、勤務の予定を少しでもまとめて出してあげたかったので、
「あ、くもかんならまとめて出せる」と。
LINEやSMSで勤務の予定を送ると、1日分であってもメッセージが長くなってしまうんです。
また、メッセージが長くなることで見落としてしまう可能性もあるので、リスクを減らすことに繋がる気がしました。

※くもかんの上下番アプリと管制管理画面(イメージ)
利用率80%超え!くもかんのUIとサポートが起因に
利用率を懸念していた
straya 渡辺: 導入いただいた当初は、警備員さんへのアプリの浸透に時間がかかったと記憶しています。
どういった点で、アプリ浸透に苦労されましたか。
フィン: 最初、ちょっと時間がかかったのは、弊社の運営の問題です。
警備員さんにアプリの案内をするときに、
直接会って話すようにしていたのですが、会社に来ない警備員の方もいて…
お会いできなくて伝えられない人が結構多く、利用が進みませんでした。
蓋を開けてみると、予想に反し利用率が高かった
straya 渡辺: 最初はアプリへの移行などでネガティブな反応もあったかなと思うのですが、少しずつポジティブにご利用頂けた印象です。
皆さんが慣れるまでにはどれぐらいのお時間がかかりましたか。
フィン: 意外とすぐアプリに慣れてもらうことができました。
利用率80%ぐらいになった時には、ほぼネガティブなことを言う人はいなかったです。
あとは「こここうできる?」「ここがちょっと使いづらいんだけど、なんとかなる?」とか、どちらかというと使いこなそうとするポジティブな意見が多かったです。
ポジティブ意見の要因は、UIとサポート
straya 渡辺: 弊社の担当者がしつこいくらいにアプリの浸透状況の確認をさせていただいていましたね…
フィン: あれは、よかったですよ。
すごい、気にかけてくれてるのも感じられて安心感がありよかったです。
導入して満足では意味がないので、早く浸透させて運用していかないとな、と。
straya 渡辺: 警備業界に限らず、システム導入の課題は、導入したらそれっきりで終わってしまうことだと思います。
特にくもかんは、そもそも警備員の方へアプリを浸透していただかないと、あまり意味のないシステムになってしまうので、この利用率の部分はすごく我々も気にして、毎日頻度高くコミュニケーションは取らせていただきました。
フィン: そこが良かった部分かもです。システムとしての「くもかん」がっていうより、strayaさんがよくやってくれていました。
また、警備員全体に浸透させる前に、5人選んで限定して使ってもらいました。その後、5人にもらった意見を参考に、アプリのデザインを高齢の方でも見やすいように改善して頂きました。
当時は「くもかん」がリリース間もないということもありましたが、柔軟にご対応頂けたおかげで段々と利用率が上がりました。
straya 渡辺: あの時はご意見をいただきありがとうございました!
ご利用当初と比べてアプリも使いやすくなったということですね!
警備員さんからくもかんを使ってこれが良くなった!などのお声はありました?
フィン: 声の多かった「高齢でも見やすいデザイン」という点については、皆満足しているようでした。
私の関わる管制業務についても、最初の慣れが必要なだけで時間の削減ができるイメージが湧いています。

さらなる業務圧縮を目指し、管制の自動化に挑む
自動化、効率化にチャレンジし、更に警備員とのコミュニケーションを増やしたい
straya 渡辺: 管制業務の効率化や、警備員さんの上下番をアプリで管理できるようになったりと、くもかんをご導入いただことで、業務改善に貢献がかなと感じています。
今後さらにくもかんを活用して、実現していきたい未来のイメージなどはありますでしょうか。
フィン: 自動配置はすごくいいな、と思っています!
ただ、まだ警備員の情報が少ないからか、100%満足いく配置にはなっていませんが、近いうちには私を通さずとも、最適な配置に近づくと感じています。
「くもかん」を使うことで、警備員と向き合う巡察の時間が増えていくと、警備員個人の心身面が見えるようになると思うので、現状の問題は解決できます。
今後のくもかんには、警備員の技術などの個人の特性情報を反映できたら、より精度の高い自動配置や、特定の現場に本当に必要な警備員の配置ができるようになるのかな。
今後のアップデートにも期待しています!

どういう企業におすすめか
straya 渡辺: 御社と同じように管制担当の時間の創出や、コミュニケーションに課題感を持っている会社さんもいらっしゃると思いますが、フィンさんの視点からくもかんをどんな企業にお勧めしたいでしょうか
フィン: 「人を大事にしたいよ」と思っている会社さんだったら、警備員の規模に関係なく、是非使ってみてほしいですよね。
警備員さんが少ない会社さんだと、管制の人も現場に出る時があるので、時間の余裕がないと思うんです。
そうなると、管制業務を効率化して時間を作る必要があるかな、と思います。
システムの導入でさらに関わりが無くなるのでは?と感じる方もいるかもしれませんが、巡察の時間を取ることで対面のコミュニケーションを取る時間ができます。
濃いコミュニケーションを大事にしたほうが、会社としては良いと感じます。
警備員さんが多い企業さんだと、警備員を管理しきれなくなると思うので、それはそれで配置業務と警備員さんの管理を効率化できるから警備業界の会社さんであれば「くもかん」はお勧めですね。
本日インタビューを受けてくださった有限会社シーマエージェンシー警備保障のフィンさん、長い時間お付き合いいただきありがとうございました!
フィンさんの課題の
「巡察の時間を作りコミュニケーションを拡大したい」
については、管制業務の効率化をできたことで解決に進んでいるとのことでした。
くもかんは、「管制業務の効率化」を特徴としているシステムです。
警備員とのコミュニケーションの増加は退職リスクの低下にも繋がります。
こんなこともできる?など「くもかん」にご興味を持っていただいた方は、
お気軽にご連絡ください!
会社概要
- 会社名
- 有限会社シーマエージェンシー警備保障
- 所在地
- 〒435-0042 静岡県浜松市中央区篠ケ瀬町1322-1
- 設立
- 平成6年
- 従業員数
- 43名
- ホームページ
- https://shiima-a.com/