勤務指示の“1時間の壁”をAI自動配置で突破。現場の声を拾える仕組みへ
今回は、関東一帯を拠点に、主に交通誘導警備やイベント警備を手掛ける株式会社2Way様にお話を伺いました。組織拡大に伴い発生した課題を解決すべく、くもかんの導入に至った背景やその効果について、代表の佐々木様にお話しいただきます。
くもかんとの出会いと導入の背景
50ポストを超えたあたりから勤務指示が限界に近づいていました。
LINEワークスで毎日1時間かけて勤務指示を送り、さらにダブルチェック…。
それでも月に2〜3件は配置ミスが起きてしまい、朝に「警備員が来ていない」という電話が入ることも。
内勤が現場に出て対応することもあり、このままでは立ち行かないと感じていました。
そんなとき「AIで自動配置できるシステム」として検索で見つけたのが、くもかんでした。
決め手となったポイント
導入の決め手はやはりAIによる自動配置機能です。
距離や条件を考慮して警備員を割り当てられるのは「これしかない」と感じました。
人を増やして対応するのではなく、システムで抜本的に変えたいと思ったんです。
導入前の課題と限界
正直、できる対策はダブルチェックくらい。
でもポストが増えるほど工数も増えて、根本的な解決にはなりませんでした。
警備員からも「遠い現場ばかり行かされる」「勤務指示が夕方になってから来る」と不満が出ていて、現場と内勤双方に負担がかかっていました。
期待する未来
勤務指示の時間を3割減らすことを最初の目標にしています。
また、LINEでの上番連絡を無くし、既読スルーできないストレスを減らしたい。
さらに、これまでは警備員の声を本人から直接聞かなければわからない状況でしたが、
アンケート機能を通じてシステマチックに収集できる仕組みを作りたいと考えています。
結果的には、離職数を減らし、警備員の年間純増数を従来の3倍にするという大きな目標にもつなげたいですね。
今後くもかんに期待すること
配置や勤務指示など、日々欠かせない基本機能のさらなる改善に期待しています。
「現場の声を拾える仕組み」が整えば、内勤・警備員双方にとって働きやすい環境になると感じています。
くもかんをおすすめできる企業像
ポスト数が増えて勤務指示に追われている会社さんには、間違いなくおすすめです。
人を増やして対応するより、システム導入のほうが確実に効果が出ます。
また、警備員の声を拾えていないと感じている会社さんにもぜひ使っていただきたい。
「現場の声を見える化する」という点で、他にはない価値があると思います。
今回の取材で印象的だったのは、「限界を迎える前に変化を選んだ姿勢」です。 効率化だけでなく、警備員の不満を見逃さず、定着につなげようとする視点が際立っていました。 「事務員を増やすか、それともシステムを入れるか」で迷っている企業様にとって、この事例は大きなヒントになるはずです。